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20代~80代の8,671名に「お金」と「人生」に関する意識調査を実施

「幸せな人生」について、20代のみ「お金に不自由しない人生」がトップ3に入らず

「一度きりの人生 誰もが社会や環境との一体感に満ちた人生を自分らしく生きていける世界を創る」をミッションに掲げる株式会社お金のデザイン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山辺僚一)は、2022年5月に「お金」と「人生」のつながりや、それがどのように人生や幸せに影響しているのかを明らかにすることを目的に、「『お金』と『人生』に関する意識調査」を実施し、20代~80代のTHEO[テオ]ユーザー8,671名から回答を得ました。

■調査サマリー
(1)“お金”と“人生”の関係性、20代の特長があらわに

✓「幸せな人生」について20代のみ「お金に不自由しない人生」がトップ3に入らず
✓「人生においてお金のイメージ」、20代は70代以上と同様に「大切な人や物、自分を守るために必要」が最多

「幸せな人生」についての考えを尋ねたところ、すべての世代において「自分らしく過ごせる人生」が1位となりました。次いで、30代・40代では「お金に不自由しない人生」「自分の大切な人と過ごせる人生」が、50代以上では「お金に不自由しない人生」「自分の興味・関心に取り組める人生」がトップ3を占め、30代以上は幸せな人生を構成する要素として「お金」を重要視している人が多いようです。一方、20代は「自分の興味・関心に取り組める人生」「自分の大切な人と過ごせる人生」でトップ3を占め、「お金に不自由しない人生」は4番目に多い結果となりました(図1)。人生におけるお金の意味合いも、30代から60代は「生活をしていくために必要なもの」が1位を占める中、20代と70代以上では1位に「大切な人や物、自分を守るために必要なもの」と、価値観の違いがあらわれました(図2)。今回の結果からは、20代はお金が幸せを構成する要素として最重要ではなく、“自分がやってみたいことに挑戦できる”“自分が好きなことができる”という要素に重きを置いていることがうかがえます。

(2)ウクライナ情勢前後でみられる幸せの価値観”の変化

✓ウクライナ情勢をきっかけとして約2人に1人が幸せの価値観に変化。世代が上がるほど価値観に変化があった人の割合が高まる傾向。
✓ウクライナ情勢以前と以降を比較した時、幸せに関して最も重視する価値観は「お金に心配のない生活がおくれる」から「変わらない日常を過ごせる」ことに。

ウクライナ情勢をきっかけとして、幸せの価値観に対する変化の有無を尋ねたところ、全体で約半数の人が「変化があった」(「とても変わった」「やや変わった」の合計)と回答しました。世代ごとに回答を比較すると、20代は「変化があった」という回答が42.8%であったのに対し、70代以上は60.8%と20ポイント近い差がつき、30代~60代にかけても段階的に割合が増えています(図3)。また、幸せの価値観は、ウクライナ情勢前後でトップ3の価値観は「お金に心配のない生活がおくれる」「プライベートが充実している」「変わらない日常を過ごせる」が占めているものの、「変わらない日常を過ごせる」ことが3位から1位に大きく順位を上げる結果となりました(図4、図4-2)。

(3)これからの日本の経済はどうなる?期待感が見出せない結果に。

✓日本の給料水準が上がると答えたのはわずか16.9%。少子高齢化や経済成長の鈍化が影を落とすことが理由に。

「将来、日本の給料(報酬)水準はどう変化すると思うか?」という質問では、「上がる(16.9%)」を「下がる(41.9%)」が大きく上回る結果になりました。「将来の日本の給料水準は下がる」と回答した割合は、20代の54.1%から年代が上がるにつれて段階的に下がっていき、世代が若いほど日本の給与水準が下降していくと考えていることがわかりました(図5)。
給与水準の変化の理由に、「経済成長率の影響」が最も多くあげられ、次いで「人口動態の変化による影響」「金融政策の影響」となりました(図6)。少子高齢化など日本が抱える社会問題や、それに伴う日本の労働生産性低下により、経済成長が難しくなるだろうという見通しがありそうです。特に若い世代ほど日本の給与水準が下がっていくと予想していることは、バブル期の経済の高成長を知っているシニア世代に比べ、経済成長に対する希望的観測を持てない結果とも推察されます。

今回の結果から、多くの世代で共通して「お金は人生をより良くしていくために必要である一方、いまのままでは日本は貧しくなっていく」という考えの傾向がみられました。
お金のデザインのビジョンのひとつに「テクノロジーと金融工学により、お金を将来の不安から希望へと変える」があります。お金の不安が発生する背景の一つとして、当社が考えているのは、(3)の回答で多くの方も懸念していることが明らかになった少子高齢化や労働力の減少に伴って経済成長が難しくなっていくという状況や、世界経済の成長に日本が追いつけなくなっていくことです。当社はこれからも、お金の不安を抱える皆さまが現在お持ちの資産の価値を守るためのアクションを起こせるよう、資産運用を簡単に始められるサービス、ライフスタイルに合った多様なサービスをご提案してまいります。


■調査概要
・調査名:「『お金』と『人生』に関する調査」
・調査対象:THEOをご利用の20代~80代 8,671名
・調査期間:2022年5月12日(木)~5月22日(日)
・調査方法:インターネット調査


<本件に関する報道関係者様からのお問い合わせ先>
株式会社お金のデザイン 担当:塚田
Email:press@money-design.com

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